肥満のタイプ

ダイエットコラム

こんにちは!

ピラティス&ヨガスタジオOlulu-オルル- 大森山王スタジオです。

同じような運動と食生活をしていても人によって太りやすさや太り方が違います。

いったいなぜでしょう?

それは、各々の体質(遺伝子)が違うからです。

遺伝子レベルでは肥満のタイプにはいくつかの種類があるのですが、

日本人に多いタイプとしては大きく3種類に分けられます。

 

まずは一つ目

リンゴ型(おなかがポッコリした体型)

β₃アドレナリン受容体(β₃AR)

日本人の約30%がこのタイプと言われて、男性に多い傾向があります。

全体的に丸く太っているが特にお腹がポッコリでている体型の方です。

このタイプの特徴は・・・

・糖質の代謝が悪く糖質をとることで太りやすい

・内臓脂肪がつきやすい(お腹周りがポッコリ)

・日本人、特に男性に多い

・肥満からの糖尿病や高脂血症(脂質異常)、脂肪肝などの症状を起こしやすい。

炭水化物を好んで食べる傾向にあり、カロリーの取り過ぎや運動不足が肥満の原因であることが多いようです。

 

二つ目は・・・

洋ナシ型(下半身がぽっちゃり)

脱共役たんぱく質1(UCP1)

お尻や太ももといった下半身に皮下脂肪がつきやすいタイプの方です。

女性に多い傾向があります。

このタイプの特徴は・・・

・脂質の代謝が悪く脂質をとることで太りやすい

・痩せにくい

・皮下脂肪がつきやすい

・下半身が太りやすい

・女性では、肥満により子宮関係の病気を起こしやすい

一度の食事の量が多く、脂っこいものや揚げ物などを好む傾向があり、

それによって付いた下半身の皮下脂肪を落としにくいといった特徴があります。

 

そして三つ目は・・・

バナナ型(スリムだが太ると痩せにくい)

β₂アドレナリン受容体(β₂AR)

筋肉の量が少なくスリムな体型なのですが、ポッコリと下腹に脂肪がつきやすいタイプです。

元々太りにくいという一見すると羨ましいタイプなのですが

エネルギーの消費量が多いので筋肉が付きにくく、そのため一度太ると痩せにくい傾向にあります。

このタイプの特徴は・・・

・スリムな体型で太りにくい

・運動をしても筋肉が付きにくい

・一度太ると痩せにくい

・消化器系が弱く、心臓病や冷え性、低血圧などの症状を抱えがち

いわゆる「痩せる遺伝子」と言われていますが、

加齢や生活習慣などで一度太ってしまうと痩せにくいタイプなので少々厄介なタイプです。

 

このように、生まれながらにして持つ遺伝子レベルで考えると、肥満には様々なタイプがあります。

肥満のタイプが違えば、自ずとダイエットの方法も違ってきます。

運動したりカロリーコントロールをしてもなかなか痩せないのは、

ご自身にあったダイエットではない可能性もあります。

ダイエットをする前に、まずは自分の肥満のタイプを知ることが効率よく痩せるためには必要なのです。